@中の人

長らく放置してましたが、実はニコマスMADの新作できるまで更新しないつもりでした…

ってのも、このブログ、一応は制作内情、制作者のぼやきと、うpした作品の舞台裏的状況の2本立てで書くつもりでいる。
(だから、制作内情、製作者のぼやきの時はタイトルが「@中の人」と統一的になってる)
で、ぼやきだらけのつまらないブログにならないようにと、舞台裏的状況が記事一覧から無くならない様にぼやき記事が増えれば増えるほど書くのを制限していた。
そんなわけで、ここ暫くブログ更新は意図的に怠っていたわけだ。
ま、そんなスーパー言い訳タイムはここまで。
どうせ、こんな詰まらんブログを誰も読みに来ないだろうからな…とごみエントリな私の心境を書いてみた。

今回久々にブログ更新したのは、アイマス2の新情報公開について…

個人的には制作側が発表した内容には、正直な所、ゲームとして批判も賞賛もしません。現状では…
ジュピターの登場はいつかは出てくるだろう…というよりは、あの人数だけ?とちょっと物足りなさを感じるぐらい。
以前より、私はアイマスの今後の発展的な展開を考えれば、男性アイドルキャラは必要だろ!って考えていたけど、今回の発表で3人だけではただの弁当の漬物的なものだろうとしか思えない。
男女混在のダンスユニットみたいなものがプロデュースできれば、ゲーム的にも幅が広がって面白いのになと思っている。
(ユニット内のメンバーで恋愛なんて、意外となかったりするから、逆に恋愛発生のアクシデント対処はゲーム的には面白いだろうが)

ただし、現状の製作段階では、まだまだ予定変更とかは十分ある訳で、マスターアップした段階でゲーム内容を公表している訳じゃないから、マスターアップされるまでは公式発表ですらも雑音、デマ、噂のレベルであると考えてもいいんじゃないかと思っている。
状況次第じゃ、制作陣のスタッフの入れ替えすらありえる。誰かの首が飛んだり左遷になったりとか。
そうなればゲーム内容の変更があってもおかしくないし、それに伴う開発延長とかも十分ありえる。
さらに半年延長なんて、別にこの業界珍しい話でもないだろうし。
マスターアップされてからでないと、公式発表ですら正直な話、当てにできない…というのが今の私の気持ち。

個人的には、正直言って、アイマス2のゲーム性は最初から当てにしてない。

L4Uのゲーム内容を見て、あの程度でゲームとして発売するのか?と失望したぐらい。
手抜きなビーマニ、いや、ボタン操作が多い太鼓の達人か(w
でも、L4UニコマスMADの素材としては重宝しているから、それはそれでいい。自分にとっては、それが目的だから。
アイマス1のシナリオについては、正直言ってもう少し奥行き持たせたほうが良かったんじゃね?と思ったぐらいちょっと物足りなかった。
そんな実績で、新しくパラレルワールド的に話を展開させるというのもな…正直、ゲーム内容的にはあまり期待してない。
少なくとも表面的な内容では、あの程度的なものかなぁ…と、ちょっと落胆ぎみ。
だから、期待しないほうが、出来が良かったら2倍にも嬉しいし、出来が悪ければ、落胆するダメージも低い。
ネット対戦が無いというのは、ある意味遊びやすさもあるだろうけど、MS的にはどうなんだろう。
DLC売る為だけにネットに繋がってれば良いよというだけなんだろうか。
他のゲームとの絡みもあるから、Liveの売上の為にも、ネット対戦は必要だ…と強く言えないのだろうか?
しかし、ネット対戦OKともなれば、それに関わるサーバーのインフラ維持のコストとかを見積もったら、最初から無い方が良いとバンナムは判断したのか。
そのあたりが興味深い。
アケマスでのネット対戦が終わった時期にこの発表は何かかんぐってしまう。

私にとって、アイマス2で大事なのは、「素材としてL4Uと同等に使えるか」それだけ。

律子+竜宮小町がプレイできないのはゲーム上のシナリオであって、七夕コマンドみたいに(ニコマスMAD)素材撮影に特化したモードで、律子+竜宮小町が使えればそれで十分。
ニコマスPにとって、アイマスというゲームは「ライダースナック」「ビックリマンチョコ」みたいなものだろうか。
お菓子が本来主役なのに、カード、シール(キャラクター性、ビジュアル、設定)目当てに買ってるから、お菓子(ゲーム)なんていらない…みたいな。
値段の割りに、主役であるべき菓子の部分がおざなりな感じになってしまうとか。
まぁ、新規客を確保する為には、どうしても目新しさ、斬新さを出したいだろう。本来の主役的存在のお菓子の部分で、客寄せしたいだろう。
でも、現状のアイマスのメインの支持層はカード、シールの部分だけしか求めていない。
少なくとも、L4UDLCを買うのも、ゲーム性のためでなく、ニコマスMADの素材撮りの為だった客が多かったはず。
まぁ、MADを作らないにしても、ゲームモードで楽しむ為でなく撮影モードで楽しんでたユーザーが多いと思うが。
現状のアイマスの支持層を、アイマス2で獲得できる新規客層では上回れない。半分も取れないだろう。いやかなりきついだろう。
ただですら、XBOX360というプラットフォームである。新規客層なんて、たかが知れているのだ。
これがPS3だったらどうだろう。
ダンスレッスンがキネクト対応でできるのなら、XBOX360でも新規客を増やそうとできるかもしれない。
でも、本当に新規客を増やしたいのであれば、PS3Wiiだろう?
私はあの言葉が出た時点で、何を考えているんだ?と疑問というよりは迷走感を感じた。
制作陣は本当にアイマスを支えている、支えてくれる客層を判っているのかと。
そんな状況で新規客層を増やして、カオスとなった支持層を満遍なく満足させられるプロダクツを今後も作れるのかと。

今回の公式発表で、バンナムに不満、批判が数多く噴出したのは、XBOX360アイマスがゲームとしてでなく、キャラを観賞するシステムに特化してしまった様な状況ゆえに起こった状況だと思う。

キャラのバックボーンシナリオの作り込みに力入れすぎ、アフターマーケットでキャラの際立たせをさらに強めた結果であり、己が引っ張り上げ過ぎた分、振り返って底の方を広げようと慌ててるのではと。
でも、正直言って、それを行うにはもう遅すぎたと思う。
少なくとも、今回の内容であれば、L4U販売1年後ぐらいまでにアイマス2はリリースしていなければならなかったと思う。
慌てて、新規客を獲得しないと…と慌てるぐらい、客層を把握してなかったのはマーケティングとして問題は無いか?
息の長いプロジェクトとして進めたいと思っている割には、PSPやDSにかまけて、こっちのほうはほとんど放置に近い状態で、今更になって慌てた感がある。
プロジェクトとしては確かにがんばっているだろう。みんな必死に走っているだろう。
でも、大手の企業がやっているプロジェクトとしては視野が狭すぎ。フォローが後手後手。
手を広げすぎて、自分たちの進めているプロジェクトとプロダクツの管理が隙間だらけ。

私はアイマスが好きだ。

好きだからこそ、制作側の今後の展開が気になるし、対応も気になる。
ゲームは制作中ということであれば、評価はしない。いや評価するものではない。
実際にリリースされるまでは、遊んでいないのだから、評価しようがない。
しかし、制作側の今まで対応、情報公開としては駄目だなという気がする。
下手に既存客を煽り過ぎて、新規客が寄り付かなくなるだけだろうと。
現時点でバンナムに対する批判の多さは、そんなフォローに力を入れていなかった結果ではないかと。
そんな混乱、カオスが声優にまでとばっちりが行ったとしか思えない。
それらに関しては、バンナムのフォロー不足があったとしか言いようがない
私としては、この時期、この段階であのような情報公開は既存客、今を支えてくれている支持層を切り捨てる行為にしか思えない。
その結果が出演声優への迷惑行為だったり、掲示板での炎上だと思う。
それらの行為は各自自分のブログなりで、ぼやいていればよかっただけだと思う。
まだ、発売には時間があるが故に、決定事項も直前でキャンセルされる事もある。
余計なガソリンを撒き散らす必要はない。焚き火するなら、自分が管理できる箱庭でやるべきだろう。
しかし、反響が大きいであろう内容であれば、暫くはそれをにおわす様なティザー効果を使った手法で時間掛けて出せば良いんじゃないのかと思った。
この点は制作側の配慮ミスとしか言いようがない。
影響が大きすぎて計画変更します、済みませんでした…なんて、今更引っ込められたら制作側の信用度が落ちるだけ。
後は現状のまま転がり続けるしかないのだ。
私が制作側を非難したいのはその部分だけで、あとはどんなものがリリースされるのかを待つだけにしか過ぎない。

ただ、今回の騒動をあえてネガティブな深読みをするならば、特定キャラのNPC化による、素材撮りの制限を始めとして、徐々にニコマスMADを非公式的に作らせないように仕込んでいるのでは…と。

今までの支持層の切り崩し、ファン離れ、素材撮りの制限…これほど、ニコマスMADの世界に悪影響を与える情況になるのは彼らも重々予測できたはず。
むしろ、それをリスクとしての算出しているはず。
いや、あえてリストラとして計算してたのかもしれない。
公式的にニコマスMADを認めている訳でもないけど、公式的にニコマスMADを非公認として声明を出すよりも、裏で作らせる意欲を削ぎ、作らせないように仕込みを進めて行くつもりなのかもしれない。
今まで、半ば放置敵な管理をしていたが故に、そのような手段で、ニコマスMAD界が表立って騒がないように仕込んだ流れなのか?
より強烈にネガティブイメージをネット上で生み出さないようにしたいのか。
私にはそれが疑問として残る。