痛恨のミス

「とりあえず、うまく終わったようですけど…あまり、いい顔じゃないですね…」
まぁ、期待してくれてた人もいたようだし、それなりに反応はあったとは言えど、
失敗ではないにしても、俺としては反省材料多すぎるからな。
律子がうまくやってくれたから、だいぶ助けられたよ。
「プロデューサー、そんな事言ってぐずぐずしてるよりも、次のイベントの方は
 大丈夫なんですか?そっちの仕込みの方が大変では?ネタ、もう決めてるんだし」
ま、確かにな。はぁ…
「んーもう。少なくとも、あれ以上は滑らないって確証は得られたんだから、
 大丈夫ですよ。」
律子…
「えっ、何、プロデューサー…ちょ、ちょっと、見つめないで、ください…よ…」
おまえ…
「はい…プロデューサー」
おまえの励まし方って、的確だけど、キツいな…
(ぼかっ)
って、殴るこたぁ無いだろうよ。
「殴らせるような事言う方が悪いんです…ばかぁ」